2012年06月19日

Fire Mission 2

実際の所、砲兵に必要な専門知識は歩兵のそれとはレベルが余りに違いすぎる物で、
弾薬重量、初速、装薬温度に風向、風速、気温、湿度、弾道密度etc
これらを計算し、試射し、観測し、偏差修正射法や狭叉修正射法を用いて有効弾を得る、とは聞きましたが・・・正直私にはよくわかりませんw

歩兵部隊において、迫撃砲に関しては同部隊内であるためそこそこお手軽に要請可能?ですが、榴弾砲に関しては他部隊になるために諸々の面倒な手続きを経て要請する必要があります。

某組織では通常COCo(Company Commander)クラスが火力支援要請を行いますが、米軍の組織では不明です。
しかし両軍に共通して、FO(Forward Observer)という役職が存在します。空軍に明るい方ならFAC(Forward Air Control)の砲兵バージョンとでも言った方がわかり易いでしょうか。
FOは、歩兵中隊等に随伴して前線から火力支援の要請、目標の観測、射撃の修正、評価を行う砲兵です。


第10山岳師団のFO


観測中の第1騎兵師団のFO

火力支援が必要な状況になったら、COCoあるいはFOが前線から砲兵大隊のFDC(Fire Direction Center)に火力要求を調整します。

地図を標定してグリッド座標上で指示します、通常いきなり全火砲による射撃は行わず、まずは「修正射(Adjust fire)」を行います。

「修正射」は、砲兵部隊の内の1門を基準砲として射撃、FO等が着弾と目標との誤差を観測して目標に近づけて行く射撃を言います。
効果が見込める位置にまで修正したら、次に「効力射(Effective Fire)」を行います。

「効力射」は、基準砲の修正諸元を元に砲兵部隊各砲の諸元を修正して目標に照準を合わせ、残弾との相談になりますが必要な範囲での部隊で行う砲撃を言います。

そして成果の確認、報告もFOの大事な仕事です、過剰破壊による弾薬消耗を防いだり、
更なる効果的な射撃の為に逐次諸元の修正に努める必要があります。
  

Posted by KAM at 01:10Comments(2)