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Posted by ミリタリーブログ at

2012年06月20日

Fire Mission 3

まず最初に、下記の内容は米軍のオンラインフィールドマニュアルにおいて公開されている情報をまとめた物で、
特に秘匿された情報ではなく、また自衛隊の教範から得た情報ではありません。



海兵隊のFO

火力支援を要請するに当たって、報告の必要な事項が6つあります。

1.Observer Identification   要請者の所属の通達
2.Warning Order          射撃の種類、規模、目標指示の方法の報告
3.Target Location                目標の位置
4.Target Description          目標の種類、規模、防御力
5.Method of Engagement   攻撃範囲、弾種、弾道の指示 もし自隊が危険域(Danger close)内であればそれも告げます。
6.Method of Fire & Control 攻撃時間、間隔の指示


1.Observer Identification
まず、火力支援は誰でも要請することが出来る物ではありませんので、要請可能なコールサインでFDCを呼び出すか、
要請可能な上官を通してFDCに火力支援を要請します。


2.Warning Order
①射撃の種類を指定します。
前回の修正射や効力射、その他に阻止射撃や煙覆、照明弾といった射撃もあります。

②砲撃部隊の攻撃規模の指定(砲兵中隊一斉射撃等)
とは言ったものの通常は敵部隊の規模、防御力を報告した際に、FDCの方で攻撃規模や使用弾種を決めるので、前線から指定する必要はあまりありません。

③目標位置の指示の方法
地図のグリッド、レーザー誘導、既知点からの指定等で目標を指示します。


3.Target Location
先ほど報告した方法で目標の位置を指示します、レーザー誘導する場合は誘導機器のデータを報告します。


4.Target Description
以前の記事の要領を踏まえつつ

①目標の種類(歩兵、車両、家屋、陣地等)

②規模(分隊、小隊、中隊等、正確な数がわかると尚良い)

③防御力(柔目標、装甲目標、その場にただ居るだけなのか、防御陣地内に隠れているのか、陣地はオープントップなのか、頭上まで防御されているのか)

について報告します。 この情報を基にFDCが弾種、射撃弾薬量を勘案します。


5.Method of Engagement
火砲の射撃方法を指定します。

①Precision fire(精密射撃)
その名の通り、指示地点に出来る限りの精度で射撃を行います、特定の目標を破壊するのに用います。

②Area fire(弾幕射撃)
指示目標に対し、ある程度の範囲で射撃を行います。迫撃砲、榴弾砲の特性上こちらの方が効果的な事が多く、特に指定が無ければFDCは通常こちらの射撃を選択します。


6.Method of Fire & Control
攻撃時間や射撃間隔について指定します。
時間を指定することによって、突撃に合わせたり何らかのアクションを起こすための隙を意図的に作り出すことが出来ます。
また、射撃間隔を長めに取る事で射撃効果の向上や、効果自体は下がるものの少ない弾薬での制圧時間の延長を図ったりする事が出来ます。

これだけの情報を素早く正確に、機を逸する事無くFDCに報告して火力支援を受ける事で、
自隊の損害を少なくし、かつ敵に対し最大限の効果を発揮する事が出来ます。

  

Posted by KAM at 22:44Comments(2)